エリック・バナとドリュー・バリモアのでている「ラッキー・ユー」を見た。ラスベガスが舞台で、ポーカーで生計を立てているギャンブラーの青年と歌手志望の女性の話。
映画はポーカー・ゲームがメインだが、その他、何でも賭けの対象にしてしまうギャンブル中毒たちの生き様を描く。特に、父子二代でギャンブル好きのため、敵対しながらも出会うとどこでもカードを始めてしまい、その中でしか親子関係が保てないという、いびつな関係に力点が置かれている。
イメージとしてはマックィーンの「シンシナティ・キッド」よりカレル・ライス監督の「熱い賭け」といった趣。つまり、地味過ぎる映画。
父親役のロバート・デュバルの存在感が見事だったが、老けたなと感じた。東京では今日から公開される。