「オーシャンズ13」を見た。息の合った仲間でワイワイ楽しみながら作った映画。完全にジョージ・クルーニーは往年のフランク・シナトラを意識していると感じた。親分肌で、ブラピやマット・ディモンを手なずけているという風情。
ただ、今回一番面白かったのは、キャスト全員が敵役のアル・パチーノに異様に気を使っていると感じたこと。内容より、その畏敬の念というか、ビビッているというか、そういう雰囲気が伝わってきた。やはりアカデミー受賞者のヴェテランだからだろうか。
しかし、そのアル・パチーノの演技が『?』なのだ。どうも歳を重ねて、ヘンな演技が目に付くようになった。もはや、彼の首に鈴をつけられる監督や役者がいなくなったということか。ストーリィ展開より、そちらにばかり興味が行ってしまった。
で、内容はというと・・・何も考えてはいけない。きっと、これだけの大スター軍団を一度に見られるのだから、細かいことは言うなということだろう。
でも、ライター仲間で、結構好き、と言った人間もいたので、そこそこヒットするんだろうな。