このところ、水曜日は近くのレンタル・ビデオ屋に顔をだすことが多い。
オール190円という料金ゆえだ。新作は一泊だが、準新作と旧作は一週間である。ある人は流行の韓流連続ドラマを10本以上抱え、また様々なジャンルを無造作にカゴに入れた人などで、常にレジに行列ができている。
自分もこの値段なら、あきらめがつくだろうと個人的に相容れなさそうな作品ばかりを選んでいる。結果、昨今の大ヒット作や話題作を結構見たが、やはり、自分の直感は当たるなとか、古臭い感性ゆえというか、ボロクソにけなしたくなるものが多い。
一方で、つまらなそうな映画は劇場に見に行くという友人がいる。それは高い料金を払えば、嫌でも最後まで見るが、レンタルだったら途中で止め、見ずに返却するからと言っていた。
なるほど一理ある、と思ったが、そこには約10倍の金額の差がある。やはり稼いでいる奴とせこく生きている人間の違いということだろうか。