水曜日の格安デーのレンタルDVD屋通いが続いている。
メジャー公開はされないであろうが、スタッフたちの心意気が伝わってきそうな陽の当たらない地味な日本映画を選び、方や、何も考えずに予算だけは日本の大作映画よりかかっていそうなアメリカ製TVムーヴィーをバランス良く借りる。思いの外、『当たり』があったり、『唾棄すべき超愚作』もあったり、と結構楽しんでいる。
例えば、『未公開パニック超巨編』らしき惹句で、NYらしい大都会に津波が押し寄せている精密な画のジャケット。タイトルは・・・敢えて名前をだすは止めておこう。
内容はフロリダの小島で地震が起き、開発中のリゾートの地下に閉じ込められた人々が出口を目指し、地上では夫や父親といった家族が救出方法を考えるが、という内容。特撮など派手なCGはまったくなく、素人の映画好きが集まって作ったかのような脚本と演出。予算も日本の2時間ドラマより少なさそうで、当然、華のある役者もいない。
見始まってすぐに、やられた、と思った。これは、昔からあるハッタリ商法だと。いまだに、それに引っ掛かる自分が情けなかったが、今でもこういった売り方が罷り通っているのだと、妙に嬉しくなった。