ついこの前、自身の思い込みの激しさに愕然としたことが起きた。
昔、TV放映のみを見て、記憶を頼りにここで扱った作品がDVDで発売され、やっとノーカット版で見る機会に恵まれた。
ところがまったく別な映画を見ている感覚に陥った。しかも、自分の中で勝手に咀嚼し、ありもしない場面や内容までを勝手に改ざんしていた。途中から、それに気付き、自分がここで書いたこととあまりにも違うので、恥ずかしくなった。
結果、読者にはまったく違う情報を流したことになる。皆さんにはご迷惑をおかけしたことになり、反省しきり。間違いない記憶だと思っていたものが、ある意味、思い出は美化されたということだろう。寄る年波には勝てないなと痛感した。しかし、断じて言えるが、映画そのものは傑作であったことに間違いない。
発行したときと違い、読者の皆さんも見る機会があるかもしれない。その映画を書き直して再発行した方が良いものかどうかと考えている。更には、自身で再見できる作品のみを扱わなければいけないのかなと感じているし、それとも、思い出は思い出として開き直って扱おうかとも思案している。
ご意見があったら是非、伺ってみたい。