余談雑談 2008年9月6日

先日、シネマディクトである友人と映画談義に花が咲いた。その友人はここの読者でもあり、取り扱う作品は個人的嗜好が強過ぎるとお叱りを受けた。簡単に読者が見られる作品も少なく、単なる自己満足だろうと。

敢えて否定はしない。彼曰く、読者の立場から、「いつかみた」ではなく、『いつか見れるかも』的発想でそのときの選択肢のために点数を付けてみたらどうかとも言われた。

ある意味、有難いと思った。確かに自分が読んでいる映画のメルマガの多くは、独自の点数をつけていることが多い。でも、反面、点数って何だと思った。

冷静に見て感じた点数と、思い入れで見た点数は違う。例えば、批評家としてみた点数は『★★』。でも、個人的思い入れで『★★★★』。中を取って『★★★』。それで良いのだろうか。

そもそも感性は人それぞれである。一本の作品で、嗜好の違いから激論になることもある。それはそれで楽しいのだが、このような一方的な発信は、いきなり「観る目がない」とか「嘘つき」呼ばわりされる可能性もある。

なので、後ろ向きオジサンとしては、読者さんが『いつか見れた』ときの責任逃れのために、やっぱり点数は付けないことにしよう。

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