レンタルで「ミスト」を見た。
スティーヴン・キング原作、フランク・ダラポン監督のコンビ作である。これまでの両氏の作品群とは別な意味で、ある種の衝撃を受けた。
時代を反映しているのかもしれないが、良くぞ、この手の映画がハリウッドで作られたと感じた。まるで、半世紀近く前のフランスかポーランド映画のようなのだ。
未見の人のために詳しく触れたくはないのだが、見ていながら、ラストはまさかこうなるのではないかと予測を立てた通りになった。それは、このサイトでごく初期に扱った二本の映画のラストに、あまりにもそっくりだったからからだ。両作とも、個人的に思い入れのある作品なので、一気にタイム・スリップした心持ちになった。
その二本とも、日本ではビデオもDVDも発売されていないので、読者の皆さんが見る機会は少ないとも思うのだが、一応、「ミスト」を見た人がいると、その二本のオチが解るのでタイトルは伏せよう。
でも、どうしてもタイトルが知りたい方は、ご一報ください。個人的にお教えします。