余談雑談 2008年11月1日

経済から食品まで悪い話ばかりだ。

友人は仕事が減ったからと携帯電話を解約し、知り合いの主婦はパートの人員が削減されて時給も減って忙しさだけが増したと嘆いている。あちらこちらで『同病相哀れむ』的会話が大半を占める。

地元の行きつけの酒場では、店主夫妻が値段は据え置きだが小ぶりになったと、しばらく振りに買った近所の和菓子屋の豆大福をしげしげと見つめていた。飲み屋で大福というのもおかしいが、それでも、明るい話題ではない。

酒が飲めないオヤジさんは大福から、壁に貼ってある色褪せたお品書きに視線を変えて見つめた。

どうにも嫌な予感がする。値上げか、小ぶりか。まあ、店自体がなくなるよりマシかと思い含めようとしたが、やはり自分の懐具合を考えるとあきらめはつかない。

こちらの心も小ぶりになったということか。

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