余談雑談 2009年1月10日

新年早々、酒場巡りの日々。

今年は、新しい店が一軒増えた。昨年の11月に見つけた荒川区三河島にある、もつ焼き屋である。

そこでの帰りがけ、店の老夫婦から「今年もよろしくお願いします」と頭を下げられ、お釣りと共に、七味唐辛子の小さな缶を貰った。

『お年賀』である。すっかり忘れていたが、以前はあちらこちらで、手拭いやタオルなど貰ったものだ。

寒風が吹く帰り道、ふと思い出した。数年前、やはり三河島の洋食店で、新年に顔を出したとき、店名入りの爪切りを貰ったことを。今回は七味唐辛子。缶はそこそこの大きさだが、中身は半分も入ってはいない。

それでも次回使える割引券より有り難味とぬくもりを感じた。やはり貧乏人は物に弱いのか。それとも、昔、当り前にあった心意気に当たったのか。

残念なことに、知名度も低く、商店街も寂れ気味な場所。それでも、まだまだ、日本も捨てたもんじゃないと夜空を見上げた。

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