余談雑談 2009年1月31日

マンションの大規模修繕工事がやっと終了した。

築45年の古ぼけたビルであるが、これで後10年や15年はもつだろう。ということは、建て直しの話もなく、やがて築60年のビルとなる。

景観にも風情はなく、間違っても『昭和レトロ的建造物』にはならないだろうが、有名下町の目立つ場所にある所為か、映画やTVで不意に写ることも多い。

例えば、山田洋次監督の「下町の太陽「(1963)では、建造中の鉄筋姿が写るし、「若者たち」(1967)では、田中邦衛と小川真由美が会話する後方で、しっかりと登場する。

その変遷を映画などで見てきたこともあるし、出来たときから住み続けているので、思い入れはひとしお。なので、ここを自分の終の棲家としていきたいと願っている。だが、十数年後は、建物同様、古ぼけた爺さんになっているのも間違いない事実。

相変わらず金がないとほざき、愚痴ばかり言いながら、住み続けているのだろうか。もしくは大病でもして、入院生活を送りながら、この部屋を思い続けるのだろうか。

まァ、どの道、そのときまで生きているという前提なのだが。

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