余談雑談 2009年2月19日

今回の都々逸。

三寒四温で春が来る。そろそろ春の便りも聞こえるか。

「手の届く梅の小枝は折らずにおいて、とどかぬ櫻に苦労する」

簡単な相手には眼もくれず、手に入らないからこそ燃える心。

『やせ我慢』の美学とも言えようか。そもそも「負け犬の文芸」とも呼ばれた都々逸。ストレートに心情を表さないのが、かつての美学。

昔、誰かが言っていた。『江戸っ子の三大要素』「ミエとハッタリ、ヤセ我慢」。

三代続くと江戸っ子とも言う。これだけ時代が進めば、三代目となった若者も増えたことだろう。

さて、だが、三大要素はどうなっているのか。

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