常連化した三河島のもつ焼き屋。
「もつ焼き」「煮こみ」の他、おしんこ、トマトといった数少ないメニューが小さな黒板に書いてある。だが、何故か『魚』系の裏メニューがある。
いつもある訳ではないから、正面切って掲げないのだそうだ。
しばらく通ったので、大体の裏メニューが解るようにはなった。だが、この前はまったく知らないメニューが二品あった。他の常連客たちが、旨そうに食べているのを横目で見て、我慢できず両方を頼んだ。
結果、値段を知っているオーダー以外で700円プラス。これは両方350円なのか、それとも、300円と400円なのか。
品物の内容と量を考えながら、店を辞し歩いていたら、酔いが冷めた。たかだか50円の違いだろうが、自分的には大きい差額。
それでも、その50円で酔いが冷める自分が悲しい。すぐに飲み直しと確認のために店へ戻ろうかと考えたが、財布の中身が、うん、と言わない。
結局、次回までのお楽しみと相成った。まァ、次回行く言い訳ができた。