再入院の続き。
今回も前回と同じ病棟病室であった。しかし、同室者はまったく違う顔ぶれ。当然、雰囲気もまったく違った。
今回は、たったひとり、膝を手術した高校生以外は、すべて自分より年長者ばかり。
真っ黒に日焼けし、常にタオルで頭にハチ巻をした寺の銅屋根修理屋や、言葉の端々に「バカヤロー」が付き、ベランメェ調で話すくせに、仕事には『ピタゴラスの定理』が必要不可欠と仰るフローリングの専門家。
その他には、ビルの耐水用シーリングのみを見習い時代から、淡々と勤め上げてきたといった職人の親方たちだ。
初めての入院手術経験者ばかりで、不安や痛みもあるのだろうが、一応、『男一匹』という風情。で、気が向くと戯言を放ち、自分の言いたいことのみを言ったら、プイと横になったり、TVを見たり。どうにもコミュニケーションが苦手な人々ばかりであった。
で、今回は病室の人間とは違う顔ぶれと仲良しになった。入口に陣取る『守衛』と病室フロア専門の『掃除のオバサン』である。
共に長く病院勤務に携わる人たちだ。彼らの経験談や目撃談には興味深いものがあった。
ま、それは長くなるので、気が向いたら書くとしよう。
それまでは、プイとベッドに横になっていよう、っと。