余談雑談 2009年10月17日

東京、墨田区に建設中の通称、第二東京タワーこと『東京スカイツリー』。

これが自室の窓から見える。毎日見てると当り前すぎて、気付かないが、かなり急ピッチで建設が進んでいる。

先立ても、東京の北の外れに住む友人に、彼の自宅からもタワーが見えるようになったと聞かされた。

恐らくは100メートルを越えたのではないか。確かに、地元でも屋根の低い家が立ち並ぶ場所に出くわすと、不意にタワーが視界に入るようになった。

秋晴れが続く東京。日々遅くなる夜明けの太陽の位置が、丁度、タワー越しに昇ってくる時期でもある。空気が乾燥しているからか、やけに眩しく感じる。

だが、その姿は鉄格子越しの曙にも見えるのだ。「ALWAYS 三丁目の夕日」でラストに描かれた建設中の「東京タワー」は戦後からの脱却であり、高度経済成長に向う夢と希望の象徴として描かれていた。

映画と同じく、オレンジ色に染まる空を背景に浮かぶ雄姿。太陽は、昇りきると、すぐに鉄格子から外れる。

今回のスカイツリーは、自分らに何を与えてくれるのだろうか。

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