今回扱った作品との関連でもないのだが、実に鏡張りの美容室が多くなったと感じる。
以前、知り合いの美容師に聞いたことがあるのだが、10年ぐらい前までは、その手の美容室は不人気だったらしい。
それが、原宿などで、カリスマ美容師なるものが登場し、時代を席巻しはじまってから急速に変化したのだとか。
それまでは、何やかやと言いながらも、女性は外から丸見えなので、スッピンやサラサラでない濡髪、パーマ用カールを巻いている姿など無防備な姿を晒したくないと思っていたからであると。
しかし、今や、そんなことは関係ないらしい。確かに、スッピンで電車に乗り込んできて、化粧をする若い女性を見かけたこともある。きっと、合理的な時間短縮なのだろう。
それにしても、道に面した全面ガラス張りの美容室の前を通りかかり、こちらを向いている女性客と、偶然視線が合って恥ずかしいと感じるのは、こちらがオジサンゆえだろうか。