余談雑談 2010年7月24日

梅雨の最中、どうにもエアコンの様子がおかしいと思っていた。「冷房」「ドライ」とリモコンを押してもでてくるのは単なる『ぬるい外気』のみ。嫌な予感がして、修理屋を呼んだ。

室外機がまったく作動せず、案の定、完全なる寿命で、交換部品がないと言う。更に、今どき、良くぞ20年も同じものをお使いだ、という風情であった。

で、同型のもので見積りを頼むと何と、30万円もするではないか。今や、マンションなどの一般家庭では、壁の上部に取り付けるタイプが主流で、14畳の部屋を一台で賄う「床置き型の冷暖房機」は、ほぼ絶滅した機種なのに、同じタイプを御所望だから、と。だったら壁式を二台取り付けたほうが安いです、とも言われた。

まるでこちらが悪者みたいである。まァ、確かにヘソ曲がりであることは認めざるを得ない。

東京は梅雨明けしてから、連日、35℃を越える猛暑日が続いている。ところが、見積書と睨めっこして、こちらは身も凍る思いだ。

やはり、「背に腹は変えられぬ」であり、時流に乗って、「長いものには巻かれろ」なのだろうか。すると、決まって別な声が聞こえる。『何言ってやがる。自分らしさは、どこへやら、だな』と。

先の入院手術で、やっと入った保険金。念願であったブルーレイや、CDにダビングできるレコード・プレーヤー等が露と消えそうな気配である。

まァ、所詮、保険金だし、生まれ住んでいる場所柄、「宵越しの銭は持たねェ」が、格好良いと教えられたが、何のことはない、「宵越しの銭は持てねェ」ってことかな。

それにしても、冷や汗じゃ、ちっとも涼しくならないのが残念至極。

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