世界規模で低価格の洋服を発信する会社や、プロ野球球団まで持つ企業が社内公用語を「英語」にすると発表したのは記憶に新しい。
しかも、一社は2年で英語が話せないのは取締役に就けないどころか解雇にもなるとか。なるほど、世界を視野にした企業としてはさもありなんだろう。
で、違うニュースで、「タマゾン川」なる造語を知った。東京の西を流れる「多摩川」と「アマゾン」を引っ掛けた言葉だそうだ。
ペットして飼われていた外来種を手に余らして放流し、それが在来種を駆逐しつつあると。更には温暖化も相乗効果を上げ、本来生息できない生物が延命できているのかもしれぬと。
この「タマゾン川」なる言葉。これは日本語でも英語でもない。その報道では、危機感を煽るような感じを受け、生命体の共存する道を模索するという感じではなかった。
なるほど、社内公用語も、同じことなのだろうか。確かに、日本語と英語チャンポンでは、どちらの言葉も中途半端になりかねない。かといって、どちらかに偏る場合、強きが弱きを駆逐することになる。
なるほど、「共存共栄」を伴う「グローバル化」は難しいのだろう。