今週始め、東京に雪が舞った。しかも、降り方は激しさを増す一方。
で、徒歩で行くいつもの飲み屋はあきらめて、暫く振りに、近所の一応、イタリア系のファミレス店に行った。パスタなど400円前後だし、ワインは500mlのデカンタで370円。
ところが、どうも、この店から帰るとお腹の調子がよろしくなくなる。断言しておくが、間違っても、ヘンな食材、調理による食中毒ということではない。
もしかして、大嫌いな「化学調味料」に化学反応ならぬ、拒絶反応を示すのだろうか。元来、その手の調味料が苦手なこともあり、チェーン店などには足を運ばない。
帰宅後、寒いトイレに籠りながら考えたが、結論は単なるワインの『飲み過ぎ』。どの道、「二日酔い」なら病気ではないな。
翌朝。トイレに籠ったお陰で、些かのダイエットに成功したかなと思いながら、徒歩で実家のたばこ店に向かった。あちらこちらで積雪し、風が吹くと首をすくめるほど寒いが、「三寒四温」とも言うし、春近しということだろう。
実家に着くと、近所では、既に雪かきをした跡がある。こちらも慌てて、スコップを出した。そろそろ通勤する人たちで人通りが多くなる。その前に、少しでもやっつけるか、と。
数センチでも四苦八苦の東京。豪雪地帯は大変だろうな、と思いながら雪かきを始めたら、やはり、スコップを持ったお隣さんに声を掛けられた。
「寒いですな。風邪は大丈夫ですか」
『二日酔いですが、至って健康』という言葉が浮かんだが、すぐに打ち消した。お隣さんは、自分より年長だが、元気そうだ。
間違っても言えないよな。お腹は、不思議とデリケートですが、「何とかは風邪ひかない」なんて。