東京も梅雨に入った。例年より12日ほど早いとか。それに台風まで来ている。
ふと考えることは、誰も同じだろうか。入梅が早い分、明けるのも早いか、と。そして去年同様に、異常に暑くなるのか。考えただけでも、おぞましい。
それとも『想定外』で、冷夏になるか。更に、今年は節電目標値もあり、暑がりの自分としては、今から困惑しきりなのだが、この「目標値」なるもの、自宅の前年同月比を対象にするのだろうか。そこから15パーセント削減。
だが、待てよ。思い起こせば、去年はエアコンが故障し、7月最後まで設置されていなかった。『おマヌケおじさん』の見積ミスに始まり、設置が延期されたっけ。しかも、あの暑さであった。密かに、殺意さえ覚えつつ、過ごした7月。
それでもって今年は早い梅雨明けで、節電。これが人生というものか。
まったく、何でも早けりゃ良いってものでもなかろうに。でも、早くて驚いたことが、もうひとつ。
毎日、自室の窓から見ている、完成間近の「東京スカイツリー」。つい先立て、4基ある建設用クレーンの解体が報道された。どうやら、残るクレーンで高いものから順番に解体し、地上に下ろすのだとか。で、最後の一本は、作業員たちの手により解体され、エレベーターで下ろすらしい。
やはり、最後は手作業か。しかも、既に、一本の解体が、ほぼ終了している。このスピードには恐れ入る。
これは「想定外」のことが、何ら起きていない証拠だろうか。作業員たちの顔こそ見えぬが、黙々と作業をこなしているからこそだと推察する。
そこが、どうにも嬉しい。