余談雑談 2011年7月16日

随分と早く梅雨明けした東京。ところが、例年より約十日早く梅雨入りしたので、早く明けても、梅雨の期間は例年通りだとか。

つまり、単なる『前倒し』なのだろう。しかし、ならば、秋とか冬も全てが前倒しか。ところがどっこい、そうはいかないのだろう。つまり、人間の予想なり、希望など、そうそう簡単に叶うはずもなく、である。

実家のタバコ屋も然り。国産製品が、再出荷と相成ってきたが、今度は売り上げが落ちている。折角、自販機のほぼ全部に点灯していた『売切れ』の赤色表示が、やっとなくなったのにである。

やはり、ないと分かると欲しくなるのが人間の心理というか、欲望なのだろうか。そうはいっても、単純に欲望を暴走させるわけにも行かぬから、理性で補う。だから、ストレスも溜まる。かといってストイック過ぎても、また妙だ。節電、節電と頑張ってみたり、それで熱中症に罹ったり。

すべてはバランス感覚か。とは言うものの、そのバランスを「個人」の中で取るのは大変である。

楽しいことと無理や我慢を強いること。まあ、人生のトータルは、最終的には、ほぼ同じだという説もある。先に楽しむか、お楽しみは後に取っておくのかの違い。

ならば、頑張るとか根性とかが嫌いで、『ケ・セラ・セラ』と生きている自分。ということは、自分とは真逆な価値観で、頑張り過ぎている人も存在するのだろう。馬車馬の如く働いて、さて、これから稼いだ金で優雅な余生を過ごそうと思ったときに大病に罹る。これじゃ、人生のトータルは同じとは言えぬ。

しかし、稼いだ金でもあれば、何とかというか、どうとでもなる。では、その時、自分はどうなるか。

人生を「前倒し」にしてきた自分だ。まあ、前倒しだろうと何だろうと、どの道、秋は来るのさ、とあきらめるか。

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