余談雑談 2011年10月15日

今週、三日ほど保全工事が入った。漏水した天井の塗り直しと、漏れ伝わったキッチン上部の吊り戸棚の取り換えである。

築47年、室内改修をして既に32年。しげしげと天井を見上げ、当該部の塗装だけでは、他の部分との差が開き過ぎるが、別途料金の自腹支払いは嫌だなと。そのことを先週、修繕屋に話した。

すると、無料で塗装します、と来た。全取っ換えの吊り戸棚は、上下とも同タイプのシステム・キッチンだが、見積段階で、とっくに製造中止品番と判明してたので、全部特注になると踏み、保険屋に見積を出していたのだとか。

実に気の利く修繕屋さんである。で、折角だから、現行より使い勝手の良い大きさに仕切ろうと考えたらしい。だが、そうなると、どうしても下部とは、色調や素材が違ってしまう。

それを聞き、ならば使い勝手は悪くとも、以前と同じ仕切りにし、扉部分は現物流用でと言ったことが幸いしたらしい。

その段階で、保険屋が許可した金額よりかなり安くなったのだ。かといって、この不景気だ、折角の儲けを手放したくはないと考えていたらしい。

そして現在、どの角度から見ても均一に、煤ひとつなく、天井全部が光り輝いている。保険屋には申し訳ないし、もしや違法行為か。でも、何とも嬉しい限りで、二ヤついている。

当然、床や照明器具といった、他の部分との差がクッキリと目立つようになり、あちらやこっちも修繕したくなったが、その点は目を瞑るしかないよな。

人間、上を見たらキリがない。それでも見たけりゃ、努力が必要。

だったら、現状で大いに結構ですよ。

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