余談雑談 2011年11月19日

つい先日のこと。

30年弱勤務した会社を早期退職した友人と飲んだ。これで、こちとらと同じ土俵かと思い、残業続きだったサラリーマン時代には考えられぬほど早くから飲もうと誘った。

そんな彼は、以前、「第二の人生」は老人介護のケアマネージャーを目指したいと言っていた。

先週、会った20代の女性も介護関係だった。その彼女が言うには、体力も気も使って大変だし、セクハラは当たり前で、逆に若者よりも、余程お元気な年寄りが多いと笑っていた。確かに美人であるし、親切で献身的な対応をして貰ったら、良からぬ妄想も起きようか。

どの道、漠然と自分のことしか考えずに、人生を送る自分からすれば大したものである。本当に、友人もお嬢さんも前向きだ。

こちらも、いつ彼女らの手助けが必要になるやもしれぬし、せめてセクハラだけはしたくない、などと考えていたが、半年振りに会った友人は、ケアマネージャーではなく、児童関係にシフトチェンジしようかと思っていると言った。

やはり、体力的に厳しいこともあるだろうし、結局は、自分の歳を考えれば、『老老介護』になりはしないかと考えたのか。まさか、セクハラが、ではあるまいが。

しかし、やる気に満ちていた。どうでもいい映画の話や、くだらない内容と色々話したが、それでも、結局、前向きである。

妙に刺激され、いつもより飲んでしまった。だが、財布が極端に軽くなっただけで、妙に酔えない晩でもあった。

救いだったのは、帰路、幾分か暖かだったことか。

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