余談雑談 2012年9月8日

9月に入っても暑い東京。一ヶ月予報でも、例年以上の暑さが続くのだとか。あきらめて、多くの人々同様「試練」の時期か。

しかし、考えてみると季節の移ろうを願うのは、ある種、ないものねだりだとも感じる。暑いときは、涼しさや過ごしやすさを夢見る。逆に、寒い時は、暖かさや心地良さを願う。

そうして人間は、毎年歳を重ねていく。体力が落ち、財力も減少する。残って行くのは何であろうか。

世代や個人的価値観にもよるだろうが、常識や和を重んじ、多少の自己犠牲を厭わない。それが、美徳ではなく、当たり前だと歳を重ねてきた人々も多いだろう。

盛夏でも、節電を心掛け、エアコンの使用を控える。一方で、室内熱中症の危険があるので、ある程度は活用せよと報道がなされる。それでいて、9月から東京電力の値上げが実施された。

生活保護の不正受給が増加と話題になれば、本当に必要なのに辞退する。一方で、感覚なり理性が麻痺している人もいる。

勝ち負けではなかろうが、人間、生きている間は、誰だって死にたくはなかろう。

だから、常に先読みをしたり、予防策を講じる。「万が一にも」を考え『想定外』を予防する。人間として素晴らしい努力だ。

でもな、政府は、停電回避予防策としてどこぞの発電所を再稼働させたが、結局、そこがなくても賄えた数値だったとか。

消費量は、企業なり個人の努力の賜物だろう。どの道、置かれた環境なり立場からの努力であったに違いない。

今夏、日本では、どこも暑っただろう。本当に、少しでも涼しくなるのは嬉しいし、間違いなく有難い。

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