お盆の最中である。地元は観光地なので人出も多いが、所用で出向いた新宿区と文京区の境目は、まったくと言っていいほど、車も人もいなかった。
しかも、暑いには暑いが、いつもとは違う暑さ。妙に、湿気が少なく感じられたのだ。排気ガスやエアコンの室外機による熱風も少ないからだろうか。何だか、昭和40年代のお盆が蘇った。地元以外の東京では、まだ、こんな雰囲気が残っているのかと嬉しくなった。しかし、来週からはいつもの嫌な暑さが復活する。
なので、今度の月曜から避暑に行こうと。場所は、今年二度目の沖縄。嬉しいのは、東京よりも気温が低いこと。
ところがどうだ。雨が降らずに深刻な水不足とか言っていたのに、自分が行くとなるとずっと傘マーク。相変わらず、自室の漏水も止まらないが、よほど、今年は水に祟られている気がする。
その漏水については、遂に壁の一部を剥がし、天井部分にドリルで小さな穴を貫通させたら、その一点に集約され、他からは漏れなくなった。少しだけホッとした。修繕屋は、その継続的な量を見て、恐らく排水ではなく、給水管が原因じゃないかなと。それだって、本当かよ、と首をかしげたが、どの道、複合原因には違いない。来週にでも、管理会社社長、上階の後輩と打ち合わせをして善処したいと。
半日かけ、頑丈に添え木までして、雨樋らしきものを渡し、流しに漏水が落ちるようにしてくれた。それで今のところ、問題はない。なので、合鍵を管理人に渡し、何か動きがあるなら、自分がいなくても勝手に直してくれと依頼。
心配なのは、沖縄の天気だ。まさか、ホテルの天井から漏水することはないだろうな。それとも熱帯低気圧が台風に変化するとか。
否や、水難の相が出ているなら、海やプールもダメということか。
一体、何をしに行くんだろうか。それでも、夜中でさえ、ポタリ、ポタリと不快に落ち続ける水音は、一種の拷問だ。その音を暫く聞かないだけでも、ストレスが軽減されるな。