二週続けて連休である。シルバー・ウィークとも呼ぶらしい。そうは言っても、こういう時はどこにも行かぬ自分。まして週の始めは台風であった。
躊躇せず、することは決まっている。ベータからDVDへのダビングだ。このメルマガ同様、ライフ・ワークとも言えるか。まあ、ダビングは順調なら半年ぐらいと先が見えるのだが。
兎に角、既に500タイトル程ダビングした。2万5千円で買った中古のベータ・デッキは完全に元を取ったと妙に高揚している。
秋葉原で買い求めた100枚入のダビング用ディスクも、3つめが残りわずか。使い切った生ビールの大ジョッキほどあるディスクが入っていたプラスティック・ケースは、漏水受けとして重宝している。
テープの中には、ケースのラベルと違うのが重ね撮りしてあったりし、思わぬ拾い物もある。廻しっ放しにして、他のことも出来るのだが、中には、ついつい見入ってしまう映画もある。
DVDが発売されてるが、最近の乗れぬ字幕より、昔の吹替え版などが見つかると、例えカット版でも、薄ら笑いが止まらない。
それに昔、何を考えていたのか、TVの連ドラの全話収録テープまであり、それが10タイトル以上もある。現在と違い、2クールが基本で24話前後。つまり、ひとつの連ドラのダビングに24時間近くかかる計算。
昨今、懐かしのドラマのDVDボックスも発売されているが、三万円前後もする。テープで持っていてDVDが発売されたものは、中古か、オークションで探すか。
などと考えていたら、VHSからDVDへダビングできる一体型デッキが不調に。音声は出るものの、画像が初期のテレビのように乱れてゆがみ、色飛びが起きた。それでも騙し騙し使用したが、遂に真っ暗に。当然、これがなければダビング自体が出来ない。
仕方なく、ネットで調べると、同型機種が値上げしており、中でも最安値のショップでは在庫2点との表示。これじゃ、ドラマのボックス・セットなど後回しだな。
しかし、二万円台後半もする。悩みは尽きぬ。まあ、通常以上に酷使してたよな。
それまでは、早朝起きると、先ずダビング。実家のタバコ屋から戻ると、すぐにダビング。つまり、生活の大部分がダビング優先であった。若干だが、ここで扱う映画が増えそうだ。
しかし、これじゃ、一円も儲からない。しょうがない、飲みに出る回数を減らし、新機を買い、ダビングに集中するか。
何と、健康的な生活なんだろうか。でも、他人は、ニートのオタクと呼ぶのかな。