余談雑談 2013年12月21日

今年も残すところ、十日となった。漏水は止まっているものの、調査用に開けた天井の穴から風が抜けて、寒くてしょうがない。年内解決に向け、どうにかしてくれとビル管理会社の社長に再三、依頼していた。

そして、やっと上階の独居老婦人の息子さんが、上京してきた。

当然、息子さんは困惑気味。壁なり、床を剥がしての調査をしても良いと、自分も立ち会った一回目の調査の時に、そう言ってくれていたからだ。

しかし、管理会社の社長は社交辞令と受け取っていたのか、再度、あちらから剥がしても良いという直接返答を待っていた。

九州でビル管理会社を経営する息子さんは、業を煮やし、今から自分で壁を剥がすと。ウチのビルの社長は、ホッとした表情だ。

その間、自室で待っているときに、こちらの管理会社の社長に問うた。もうこれで、修繕をしてくれますね、と。

答えはこうだ。最終的原因究明がなされないと保険金が下りないと。となると、その修繕費用は誰が負担するのか。ビルの共有部分ではないので、管理組合の積立金から賄って貰うには、理事会の許可が必要だと。

絶句した。立場上、それが生きる術なのだろう。

そして、やっと原因が解明された。現在は使用してない旧排水管に繋がっていた別配管が見つかったのだ。その切断されたままの切り口から、漏水していたのだった。

同席してたこちらの内装屋は、即座にその排水管に栓をし、これで来年は再開しないと微笑んだ。

しかし、使用してないはずの旧排水管に何処から水が流れ込んでいるのかは不明。

自分以外、居たのはその道のプロたち。現在、漏水が止まっているは、どこか別な部屋のエアコンの排水を繋いでいるからだろうと、全員が同意見であった。

何、言ってやがるんでぃ。こちらの管理会社の社長は、上階こそがその直接原因と踏んでいたくせに。

上階の息子さんに礼を言い、ならば、もうこっちの部屋の修繕をすぐにでもしてくれと再依頼した。流石に、社長も反論は出来ない模様。

さてさて、この年の瀬、明るい結末は迎えられるのだろうか。

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