余談雑談 2014年1月18日

やっと修繕工事が終った。これで、晴れて新しい部屋でのスタートである。以前は天井部分の塗装のみであったが、今回は、更に絨毯も張り変えられた。また、一部剥がした壁のタイル部分も綺麗に修復された。

ところが、タイルが真新し過ぎてそれまでの部分と違う光沢なのだ。タイル自体は35年前に、部屋の大規模改装をした折のものが残っていたので、新規部分もまったく同じものを使用出来た。それが経年劣化で、これほどまで違うとは。とはいえ、文句は言うまい。

最終工事の時に、内装業者が言うには、このマンションの別な階でも漏水事故が発生したと。ただし、原因はすぐに特定できたので、こちらほど大問題にはならなかったらしい。

やはり、建築後半世紀も経つと、人間同様に思いの外、劣化が進んでいるのだろう。

となれば、ベータのビデオ・デッキにしろ、リージョンフリーのDVDプレーヤーにしろ同じ。しかも、こちらの意向で稼働させ過ぎた。

それでも、古い機種はある程度、頑強なイメージがある。何だか機器にしろ、人間にしろ、古い方が故障しづらい気もするし、修理も可能なものが多い気もする。

消費文化も加速度的に進み、若者の価値観も激変しているとも感じる。扱いの面倒なものは利便性が重視されたものに変化し、それすら更に進歩する。ビデオやカセットといったテープ然り、映像では、既にフィルムは、ほぼ絶滅し、レーザーディスクさえ過去の遺物。

TVの視聴率も、以前ほど取れなくなり苦戦しているという。何だか、映画業界がTVの出現に対し、所詮、小さなブラウン管の子供だましだと大した危機感を持たず、衰退して行ったのと同じ轍を踏んでいるようにも見える。

それでも、レコードなどは、根強い固定ファンもいるし、若い世代も、逆に新鮮さを感じるらしい。

進化の多様化は、別な視点を生み出すのかもしれない。それはそれで心強い。

しかし、こちらの懐事情は、多様化せずに衰退する一方なのが残念。

だけど、たまには明るい方を見るか。「上を向いて歩いて」みるとか。

雪が降りそうな寒空とは考えないで。

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