いよいよ黄金週間である。とはいっても、今年は日並びが悪い。それでも、メディアは、国内旅行や、近場が狙い目などと、消費させようと煽動している。
確かに、平素、忙しく仕事に勤しんでいる人たちには絶好のチャンスであろう。近場だろうと海外だろうと、行けば良い。
かく言う、自分は『イタリア旅行』である。とはいっても、昔、録画した旅番組をダビングしつつの再見なのだが。
何せ、洋邦問わず、映画のダビングは終了し、残るは連ドラと旅番組だけに。
ダビングしたタイトルは一千を超えた。我ながら、よくぞそれだけ録画してあったものだと驚いている。
数年、下手すると十年ぐらいはかかるだろうと思っていたが、二年もしないでダビング終了。人からダビングしてもらった映画も、それなりにあるが、それでも、どれだけ時間が余っているのかという証左でもある。まあ、考えれば、毎日が黄金週間か。
しかし、ライフワークかと思っていただけに、どこか、心に空気が入った気分。
ならば、折角の黄金週間でもあるし、気持ちだけでも旅行気分に浸ろうと。それで、ボツボツ探し出してはダビングを始めた。
驚くのは、出演しているタレントが皆、若く、着ているファッションだって、時代を感じるのだ。やはり、映画と違い、一過性だからか。
ダビングした映画は、後々を考えて、監督と主演、製作年度をリストとして打ち込んでいる。、当然、旅番組もネットで検索し、分かるものは同様にしようと思った。
驚いたことに、単なる旅番組の殆どがヒットした。考えれば、ベータ・ビデオでの録画なので、ほぼ20世紀に放送された番組。皆若いし、服装も、さもありなんだな。
それでも、録画当時には、既にイタリアを訪れていない自分。今度行くときの参考にしようと、必死に録画していたことを思い出した。
GWは、せめて立ち飲みのイタリアン・バールでグラスワインでも飲むか。
おっと、毎回、毎回、悔やんでいるが、酒場より高いんだよな。