黄金週間も佳境である。何とか天気も良さそうで、地元観光地は連日、大変な賑わい。
毎年、ここで愚痴をこぼしているが、実家のタバコ自販機の補充に行くだけでも人混みで疲れるほど。外国人観光客も増加し、キャリーバッグを引き摺りながらの移動や、買い食いやら、最長電波塔の撮影など、あちらこちらで立ち止まる人もいて、気が抜けないのだ。
そんなGWが終われば、ホッとはするが、次に来るのは、江戸三大祭のひとつ『三社祭』である。
若いころは、自分も喜んで担いだが、この十数年、一切、触りもしない。
どうにも、地方から来る担ぎ手の人々のトランス状態的行動が苦手なので、毎年、地元から、どこかに逃げ出したい気分になる。
願いが通じたのか、今年は高校の仲間内の会合が入った。本来は3月に行われるが、幹事都合でこの時期になった。
ある意味、渡りに船である。場所は、ランチタイムに『谷中』だ。昼間で、料金も安いし、場所もさほど遠くないので交通費も安心である。
ならば、区内を循環する100円のコミュニティバスで行こうと思ったが、ふと思い当った。
当日は三社祭で、順路変更だし、何よりも神輿優先なので、時間が一切、読めない。
かといって、歩いていくにも、全部祭の中を歩くことになる。
まさか、連中も、折角だからと祭を見ていきたいとか言わないよな。
やっぱり、人生、思い通りにはいかないのか。
何だかな。