黄金週間が終わった。今年は歴史上、稀にみる好天続きだった。地元の有名観光地も、あきれるほどの人出。
そんな中、自分は毎日実家に出向き、タバコの自販機の補充をするのみで、一切、地元から出ず、自室でDVDを観ては時々、原稿を起こすの繰り返し。何とも、のどかな時間を過ごした。
ところが、合間にネット・サーフィンをしたから、またもや悪い虫が疼いてしまった。ほぼ忘れていた大好きなジャズのプレーヤーの名前を検索したら、いつの間にか、ファン垂涎の幻のアルバムがCD化されていた。しかも、数枚である。
昨今は、CDではなくダウン・ロードばかりで、音楽関係はノー・チェックだった。
これはマズい状況。しかも在庫一枚とか、他は取り寄せとか、実に、こちらの心を突いてくる。オークションと違い、誰かが購入したら、それでアウトである。
取り敢えず、落ち着こうと、何か別なものでも見てみようと考えた。
これが、また失敗。「沖縄」で検索し、綺麗な写真を見て旅心である。天気予報でも、「沖縄は梅雨入り」とか聞こえてくる。となれば梅雨明けは6月中旬か。
大好きな場所だが、去年は一度も訪れていない。9月には、一昨年、一緒に旅したオジサンたちと、再度、訪沖しようと着々と計画準備中ではある。しかし、気ままなひとり旅も捨てがたいのである。
しかも、那覇にある『農連市場』という大好きな場所が8月一杯で完全閉鎖される。きっと、再開発とかで、どこでも見かける魅力の全くない複合施設なり、ガラス張りのビルになるのだろう。ならば、もう一度、最後に見ておきたい。
で、止せば良いのに旅行代金を検索。案の定、心が浮足立った。マズイのは、プロバイダー料金が1万5千円も減額され、月々の支払いがかなりラクになったこと。
6月の第3週までは安い旅費。次の週からは夏休みシーズンなのかいきなり値上がり、それが益々増額されるではないか。つまり、3週ならば、行けなくはないという代金設定。
方や、CDは一枚、1500円もしない。それでも3種ほどあり、どれも残り僅か。
いけない性格なのは解っている。しかし、何より「我慢」という言葉が大嫌い。
黄金週間に、溢れかえる観光客に閉口し、自室に引き籠ったのが諸悪の根源だろうか。
結局、CDも沖縄旅行もクリック。『注文確認』メールをゾッとしながら、確認し、腹を括った次第。
これじゃ、一般的な夏休みシーズンは、またもや引き籠りか。