今週、東京も梅雨に入った。何だか、「観測史上初」やら「例年とは異なり」といった言葉が頻繁に聞こえるようになったが、蓋を開ければ梅雨入りは『平年並み』の日。さてさて、今年はどんな梅雨になるのか。
それでも個人的に嬉しい『梅雨』のニュースも入って来た。沖縄の梅雨明けである。
何のことはない、来週、自分が二年振りに沖縄に行くからである。
二年前はオジサン三人旅で、楽しい旅であったが、今回はひとり旅。その時にも訪れたが、今回のメインは那覇市にある、8月で閉鎖される「農連市場」をこの眼に焼き付けること。
台湾的と表現する方もいる場所だが、行ったことがないので比較できぬ。ただ、行くたびに東京化というか、没個性の都市型の街に変貌しているから、その名残りに別れを告げたいのだ。
とはいえ、沖縄にひとり旅というと、一番気になるのが、梅雨は明けたが、『雨男』の本領を発揮しないかということ。
以前、沖縄滞在中、車の助手席に座り、突然の豪雨に見舞われたことがあり、その時、自分サイドだけに横殴りの雨が叩きつけ、運転席側は一滴も濡れなかった経験がある。当然、運転手や同行者に大笑いされた。
どうにも、相性が悪いというか、沖縄に歓迎されていない気もする。特に、ひとりで行くときは要注意なのだ。
場所によっては戦争時の生霊か、寒気を感じる場所もあるし、身の引き締まる思いをすることもある。それでも好きなのだ。
まあ、あまり個人的なことばかりを祈ってもしょうがない。梅雨入りが遅く、開けるのが早いと沖縄の方々には「水不足」が心配だろう。以前よりも減った印象があるものの、ほぼ全部の古いビルの屋上には貯水タンクが設置されている。それほど、水不足が深刻という証左。
まさか、台風を期待していることもなかろうが、自分が行く場所だけ豪雨という可能性もある。ならば、是非、自分の居住地近くに来てと言われるか。それはそれで、こちらの存在価値が上がるかも、だよな。
どの道、来週の配信は沖縄の旅空から。Wi-Hiルーターを持っては行くが繋がるかが心配でもある。去年の年末に北九州、山陰と旅したが、その時も、一度も繋がらなかった代物。振ってみたり、こすてっみたり、高く掲げてみたりもしたが、ダメなものはダメ。
まあ、何とかなるだろう。それよりも、旅の空で嬉しくて、朝からビール、昼下がりから泡盛でも、と飲み過ぎて発行時間に起きられないのが一番心配だよな。