余談雑談 2015年9月5日

気が付けば9月である。学生たちは長い夏休みが終わり、新学期。海外では、学年が変わる新年度でもある。

で、こちらも何か新しいことを始めてみるかという気になった。まさか、学生に戻るわけにも行かないので、今までに苦手で避けてきたことに挑戦するか。

ならば、家計簿ではないが、忘備録的な発想で自室の様々なものの交換日時を記録しようと。

単に、物忘れ度が加速しただけではある。それでも、何かが故障し、これっていつ買ったとか、いつ交換したっけ、などが思い出せないことが多い。

何十年も使い込んでいるものは、元が取れていると納得も行くが、それなりの金額を出したのに、意外と早く壊れたりすると、損した気分を長く引き摺る性分でもある。

となると、それこそ、いつ買ったかとか、替えたかが感情を左右するので大事かなと。何せ、100円ショップで買うものも一生モノと思って買うようなタイプだし。

物を大事にすることは恥ずべきことではないし、世を席巻している経済至上主義者からすると、もっと消費し購買せよと怒られるかもしれぬが、知ったことか。

そもそも、未だに自室にはLED電灯がない。単価は高いが、長年使用できるから元は取れると散々、言われているが、今更購入しても、自分の寿命が先に終わったら、元は取れまい。

それに自室居間の照明器具は、9個の電球を使用するタイプで、それこそLEDでは破産する。なので、未だに白熱電球である。

数年前、その電球が生産中止というので、若干大めに購入したものが残っている。それなのに、その白熱電球を二年近く一度も交換していない。以前は、もっと頻繁に切れていたが、妙に長持ちだ。

しかし、考えたら、来客があるとき以外は、居間の照明を一切点けない日常。料理などしないし、たまの読書だって日中、陽の差す時間のみで、夜は夜でTV画面とパソコンの明るさだけで生活している。

遥か以前、会社経営をしていたころは、ストレス発散とばかり、夜遊びに明け暮れていたが、清算以降は、懐事情も激変して、早寝早起きの生活が基本となった。

この所、随分と夜明けが遅くなったと実感しつつ、それでも電灯は点けずに、暗い部屋でPC画面を見つつ、30年以上も買い続ける自家焙煎の珈琲をゆっくり淹れて、夜明けを待つ。そのコーヒーを淹れる時だけ、僅かな照明を付け、すぐに消灯。ある意味、LEDでなくとも省エネだろうと。

薄暗い部屋に戻しネット・サーフィンを続け、飲み終わると、今度は味を変えるため、エスプレッソを淹れ直す。贅沢で素敵な時間。

去年、白内障の手術を得て、もう一生視力は悪化しないしないから、一安心だと勝手に決め込み、何もしない贅沢に溺れる。心底、仕事が嫌いなんだなと実感しつつ、実家へ行き、店番。

こんな日常が続けば良いよな。後は潤沢な資金源があれば、とも思うが、そこまでは神が許すまい。

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