まったくな、いうことが起きた。またもや義歯が取れたのだ。一昨年末にインプラントの義歯が取れ、散々な目に遭ったが、またもやである。
とはいっても、治療したところとは別な部分。まだまだ若いつもりか、はたまた、ちゃんと考えてないからか、干物の魚の骨とか、安いブタ内臓の串焼きは堅い部位が好き。
嗜好とはいえ、どうしても無理しても食べてしまう性分。それに、何が面白くないのか、結構歯ぎしりなどしてしまう性分。
それが災いしたのだろうかね。しかも奥歯とは違い、口を開けば見えてしまう部分。流石に放置は出来まい。
で、こちらの経済状況が激変したにも拘らず、保険適用外の治療ばかり勧める歯医者から変えた実家近くの小さな歯科医院へ出向いた。
結果、取れたものは再利用できず、新規作成しなければならないと。折角、小旅行ぐらい行ける金が貯まったと思ったら、この始末である。
しかも、変えた歯医者まで遠回しに、見える部分だし、他の部分も高額な義歯をしているから、保険適用内のプラスティック製では、数年も経たずに差が歴然と出るでしょうと。
要は、高額なものにしろということか。恐ろしくて値段も尋けない。想定外で、元来貯金がない自分は、こういうことも起きるのが人生の現実と思っていなければならないのだろう。
密かに、雪の残る日光の奥にある湯西川温泉か、温かくなれば沖縄へと思っていたが、まるでヒッチコックの映画みたいに、一瞬にして、旅行先が遠退いた。
さてさて幾らかかるのか。もしかして海外旅行に行けるほどの金額ではないだろうな。考えただけで歯ぎしりしそうだ。
おっと、気を付けないと別な歯まで折れそうだ。