余談雑談 2016年8月20日

お盆もタバコ屋を開けていたが、思いの外、暇で開店休業状態。その分、ノンビリとDVDが見られて幸運ではあった。

で、ノンビリの延長で、来週は沖縄。実は那覇に、お気に入りのイタリアン・レストランがあり、そこでランチを食べるのが楽しみのひとつだった。

ところが、先月初め、いきなり閉店との葉書が来た。6月に顔を出したときには、何も言ってなかったのだが。

千葉県出身のオーナー・シェフで、あちらに移住を決め、赤ちゃんを連れ、家族で乗り込んだ。

生まれも育ちも同じ場所の自分からすると、そういう気持ちが勝るということは大冒険だろうと思うし、どこかで応援していた。

なので、本当は間に合わせたかったが、丁度、お盆の最高額の時期。流石に合わせるのは無理だった。

初めは、こちらの友人でイタリア料理関係者の紹介で訪れた。イタリア料理は大好きだったし、信用できるプロの友人の紹介。行ってみて、美味しく、且つ、安いので毎回、一度は顔を出すようになった。

渡って十年、店を構えて七年だったが、向こうに居残るとは書いてあったが、今後はどうするのだろうか。

本来であれば、自分は現地では現地のものを食べるのが好きなので、知人の紹介がなければ、那覇でイタリアンには行かなかっただろう。

旅先では観光客が行かない郷土料理店、食堂、居酒屋には特段、興味がある。

ところが、逆に現地の人間は、その手の店を知らないことが多い。得てして、そういうものは自宅で作り、外食では別なものを欲するからか。

そもそも有名観光地に生まれ育った自分も、同様のことを尋かれることがある。そういうときは残念ながら「絶滅した」と答えることにしている。

味覚は人それぞれだから。個人的には、地元で行列が絶えない店は絶対に行かぬところばかり。要は高くて不味いが圧倒的だし、地元の友人に尋いても、同じ答えが返ってくる。

しかし、初めての来訪では、情報に頼るわな。ネットなどは、素人が知ったかぶりして書き込んでいるものばかり。その信憑性を見抜くのは自分の眼力だろう。

まあ、無くなったら諦める。自分の眼力とか、臭覚に頼って新規開拓。来週は、何か見つけられるだろうか。

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