大晦日だ。そして明日の元旦は日曜。もしかして三箇日だけ休みで四日から仕事という人も多いのか。
それとも働き方も変わり、ノンビリと過ごしたり、在宅ワークでという人もいるのだろうか。
こちらは相も変わらず。実はこれが一番ラクなのかもしれぬ。それでも今年も色々あった。
何よりも、創刊時からの読者であった友人が60歳を待たずに逝ったショックが大きい。映画好きで、映像会社から独立しフリーのCMディレクターになった人で会うと映画の話が尽きなかった。
残念なのは、折角、奥さんから連絡をいただいたのに、葬儀が地方で、色々と逡巡もしたが、結局、別れを告げに行かなかったこと。
彼が好きだった作品も、没後何作か扱ったが、読んでは貰えなかった。これからも彼の好きな作品は扱うので、折にふれて思い出すだろう。
「お別れ」という点では、別に近所の飲食店が二軒ほど閉店した。一軒は実家近くのとんかつ屋で旦那は元顧客。品の良い老紳士という風情だったが、医者に喫煙を禁止され、わざわざ止めると挨拶に来てくれた。それから半年、店も閉店した。
もう一軒は68年続いた天ぷら屋。特段、旨いという訳ではなかったが、小上りなどもあり、昔だったら地元の『チョットよそ行き』的な、それなりに高級感もあり、いかにも昭和の雰囲気が漂っていた店で、刺身や酒の肴が妙に美味かった記憶がある。
尤も、夜はそれなりに金がかかるので、ここ数年はランチに出向く程度であったが、ひっそりと閉店していた。
一方、懐かしい再会もあった。大学時代の友人と数年振りに再会したり、サークル仲間の集いも十年以上振りにあった。
沖縄や温泉にも行け、それなりの一年でもあった。来年も、それなりに旅行など行けると良いなと願うばかり。
既に、旅行などに行かれ、これを読むのは年が明けてからという方もいらっしゃるのだろうな。どうであれ、こちらは来年も通常通り発行していければと思う次第。
読者の皆様、来年もご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。
そして、心穏やかな年末年始をお過ごし下さいませ。