余談雑談 2017年1月14日

先立て、母が出掛けた折、百貨店で物産展をしていたとかで、某地方の名産品を買ってきた。後日、昼食に料理して食べようと。

何度か、TVの旅番組などで紹介され、出演者は「美味い」と言っていたが、個人的な嗜好からして、多分、自分には合わないだろうと思っていた品物だった。

果たして、その通りであった。どうやら老母も同じ感想だったらしく、二度と買ってこないと同意した。

やはり、その地方なり気候なりに、影響されるのだろうとも思うし、時代で今のような選択肢がなかったこともあろうか。

例えば、亡父は戦時中の経験から、様々な具材が入り、豪華になったとはいえ、絶対に「すいとん」を食べなかった。

人によっては、体質的に死に至る食材もあるので避けるのは当たり前でもあるが、自分のように好き嫌いで食べ物を選べるのは幸せだ。

グルメ紹介番組が増加して久しいが、どれも「美味い」を連発している印象。確かに、貴重な食材や希少部位などは美味いだろう。

しかし、個人的な問題は価格である。それに、高ければ旨いと言わなきゃいけない風潮もある気がする。

でも、一週間とか十日に一度は、TVで特集が組まれる地元。老舗にしろ、新規出店にしろ、名店と呼ばれる店を知っている自分は、本当はマズイと言いたいが、それじゃ、舌が肥えてないと思われるのだろうか。

確かに、ワインや食材に特化した番組も多くなり、それぞれに一家言を持つ人も増加している。

その手の人が、居合わせたりすると『卓袱台返し』をしたくなるガキの性分。あくまで自分の口に合うか合わぬかで判断したいし、歴史や成分を滔々と語られても食べた気がしない。

とはいえ、映画に関しては、こっちも同じだから始末に悪い。

まあ、素直な人が多いのが、この国の特徴だろう。それはそれで良いことだ。

だけど、改心とは言わぬが、気配りが出来ない人は、死ぬまで変らないんだよな、自分も含めてだけど。

間違っても大国の大統領を8年も全うできないよな、『変化』が嫌いじゃ。

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