暇にかまけてTV三昧の日々。様々な番組を録画して見ているが、いつの間にやら、特定飲食物を細分化説明したり、科学的実証を施す番組も増えてきた。
単なる紹介番組では食傷気味なのだろうか。確かに、旅情報番組で扱う各地方でも、紹介される飲食店は、かなりダブっているのも実情。ならば、という発想だろうか。
この前は「焼肉の焼き方」なる番組を放送していた。肉を返すのは、一度だけか、複数回か。それを「噛み応え」「旨み成分分泌」など科学的実験で実証するという内容。
やはり罪な番組であった。食べたくなったから。
見ながら、もう5年以上も焼肉を食べてないな、と思い出した。「タン塩」と「カルビ」に、ビールでも頼めば、3000円近い。冗談じゃない、現況では不可能だ。
確かに、安い有名チェーン店もあるが、量が半分で、二つ頼んで一人前。そうなるとそこいらの焼肉屋と同額だ。
それにしても、昔からそんな高額な食事だったのだろうかと。今でも通う「もつ焼き屋」の親父さんも言っていたが、何かの拍子にブームが来ると食材が値上がり、それ以降、仕入れ価格が下がらなくなるんだと。そしていつの間にか値上げだけが進行するという先駆けか。
となると、将来、やきとんも気軽に通えなくなるのだろうかね。
若い頃は、やれ車だ、オーディオだと金のかかることばかりが好きだったが祖父の代からの会社を廃業後は、一番嫌いなのは「仕事」であるが定着。
以降は、常に財布の中身の攻防戦が最優先となった。その挙句、贅沢嗜好品も格落ちとなり、焼肉から、もつ焼きの心配へとシフトか。
体力だって低下してるし、気分のモチベーション維持も大変。それでも、先を見ようかねと思うと、また落ち込む。
こうなったら、借金しても、一度焼肉を食べに行くかな。
全く、昨今のTV番組は罪である。