友人らと温泉に行ってきた。日光方面で、去年の11月に行った場所。
温泉の質、熊鍋といった、その時の印象が良く、同じメンバーに前回参加出来なかった友人を含め計6名。勝手知ったるというか、目新しさはなかったが安定、安心感がある。
それでも、運行開始早々の新型車両に乗れ、幸運であったが、行く先々でスマホやカメラを片手に撮影が行われていたのには苦笑を禁じ得なかった。
新規参加者が、折角だから早目に行き、現地でランチをしようと提案されたが、目ぼしい店を知らなかった。すると、熊鍋の店を気に入っていたメンバーが二日続けて行けば良いと。
他のメンバーも同意し、到着後、いきなり店に顔を出すと女将さんが驚いた。ここが気に入ってと言うと大変喜んでくれた。
鹿刺、山椒魚のから揚げ、雑炊、きのこそば等を取り分けて食べたが、どれも美味で感動した。寒い地方だし、場所柄、味付けが濃いイメージがあったが、どれも関西風的薄味。メンツの年齢を考えると、実に優しいという印象である。
翌日の熊鍋の時は、「マタギ」で熊や鹿を狩猟する旦那さんも登場し、熊の実態などを詳しく説明してくれて勉強にもなった。
メンバーの中でも、ひとりが話や味に感動し「贔屓の引き倒し店」に認定すると言いだし、次は6月あたりと暴走発言。他の連中も、段々と間隔が早くなると笑いながら、日帰りでも参加すると全員が笑顔で同意。
やれやれというか、当然か。でも、それじゃ、こちらの沖縄行が遠退くじゃないか。
すると、感動しきりの一人が、ならば沖縄にも行きたいと。確かに、他の仲間らとは、かつて那覇や、渡嘉敷島にも行っている。
その彼だけが行ってないのだ。しかも彼は脚に発症という珍しいガンに三度も罹り、杖歩行だが、片足切断の危機をも乗り越えている強運でタフな奴。
年齢には関係なくアグレッシヴに仕事をする仲間たちで、セミ・リタイア状態は自分だけ。公私のメリハリのためか、何だか旅行の話ばかりが先行し面白いが、こちらは資金問題があるんだぜ。
当然かもしれぬが、一番暇な自分が旅の段取りを考え、全て手配するので仲間たちはラクだよな。
こうなったら、私設旅行社でも立ち上げて、正業にしますかね。