余談雑談 2017年6月17日

知らないことは、まだまだあるもんだなと思った。

実家近くに随分と前からあるブラジル料理屋がそれ。フレンチやイタリアンよりもずっと数少ない国の料理屋だ。

有名なのは、フェンシングのサーブルのようなものに、様々な肉を刺して焼いたものを串のままカットしてサービスしてくれる「シュラスコ」だろう。

数年前に一度だけ、別なブラジル・レストランに学生時代の仲間らと行ったことがあるが、どこまで正式なものだったのかは解らない。

何せ、コース料理だったが、シュラスコ以外にどんな料理を食べのか思い出せない。なので、近くにあっても特段、気にも留めていなかった。

それが先日、近所にランチを食べに出向いたときに、いつの間にやら、ランチ営業をしているのを知った。

ホテルのビュッフェ・スタイル。つまり前菜や野菜の他にメインがシュラスコらしい。これなら、どこにでもありそう。

ところが、値段が面白かった。平日は「100g180円(税込)」。お好きなものをお好きなだけ。サラダだけでも、肉だけでもOK。

成程、ベジタリアン対応か。ということは、400グラム喰っても720円ということだよな。

こういうスタイルもあるのか。大盛は割増するのに、半ライスでも安くならない定食屋よりも自分で留意して盛れば、安くなりそうだ。

で、入ってみた。これが大正解。珍しい生野菜や、見知らぬドレッシングが数種、更にこれがブラジル料理なのかという前菜の類。シュラスコも8種類もあり、少しでも多くでも切ってくれる。

秤に乗せるときに、もしかして50グラムで四捨五入かと緊張したが、ちゃんと10グラム単位での計算。その時は777円だった。

食べてみたら、どれもが美味。何でもっと早く気付かなかったのかと後悔した。グラスワイン280円にも惹かれたが流石に店番の時に、酔っているわけにはいかない。

なんだ、幸せは近所にあったのか。

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