移動祝日の「海の日」が絡んでの三連休である。
当初は7月20日であり、子供の夏休み開始への一寸したギフト的イメージで、自分の子供時代は、こんな祝日はなく、単に突入日を指折り数えたものだった。
なので、多くの人にとって連休は良いことだろうが、関係ない生活を送る自分としては、何とも慣れない。
慣れないといえば、今年の梅雨。豹変雷雨が襲い、被害甚大な地域もあり、恐れ入る。東京は東京で、雨が降らず、真夏日の連続である。
九州南部は梅雨明けしたが、他は、未だ梅雨の最中なのだ。ところが、今週半ば、眼下の川沿いの公園から、セミの声が聞こえた。
まだ、数匹で、鳴き方も頼りなく、踏ん張って、鳴こうとしている感じ。でも、セミの声が聞こえると梅雨明けなんじゃなかったっけ。
自室は雨さえ降らなければ、ドアと窓を開け放てば風通しが良いので、朝と夜はラクではある。明け方、鳥のさえずりや、セミの声が聞こえてくるのも風情。
ところが、この暑さの連続で公園沿いの大川が異臭を発している。
半世紀以上前、自室に引っ越してきた時は、汚染された川で、それは毎日異臭に悩まされていた。しかも、対岸にはビール工場があり、ホップというか、醸造のにおいも感じていた。
子供だったので、それが今ではなくてはならないビールとは思わず、異臭を倍加させていると感じていた。
しかも、エアコンなどない時代。夏場は地獄だった思い出が甦る。
当時ほどではないが、ここ数年、真夏日や猛暑日が続くと、やはりきれいになったとはいえ、若干、異臭が復活傾向だ。
何とも嫌な復活である。どうせ、連休は、どこにも行く予定などない。となると、その臭いの中で過ごす。
まあ、良いか。来週末は、日光の奥で、夏の熊鍋と温泉が待ってるしな。