1941 – 1941(1979年)

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スタッフ
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:バズ・フェイトシャンズ
脚本:ロバート・ゼメキス、ボブ・ゲイル
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
音楽:ジョン・ウィリアムス

キャスト
トゥリー軍曹 / ダン・エイクロイド
ケルソー大尉 / ジョン・ベルーシ
ミタムラ大佐 / 三船敏郎
ダグラス / ネッド・ビーティ
スティルウェル中将 / ロバート・スタック
シタースキー / トリート・ウィリアムス
ドナ / ナンシー・アレン
クラインシュミット艦長 / クリストファー・リー
ジョーン / ロレイン・ゲイリー

日本公開: 1980年
製作国: アメリカ ユニバーサル、コロンビア作品
配給: コロンビア


あらすじとコメント

アメリカ本土に対する敵潜水艦の来襲騒動が起きる作品。今回は冷戦下でなく第二次大戦。しかもやって来るのは三船敏郎率いる日本の潜水艦である。何とも複雑な心境に陥る大型コメディ。

アメリカ、北カリフォルニア日本がハワイの真珠湾を攻撃した直後。敵来襲の可能性もあるやと、本土にも防衛出動が発令され、南カリフォルニア担当司令官としてスティルウェル将軍(ロバート・スタッフ)が着任した。しかし、兵士や民間人たちも恐怖を感じる者、どこかノンビリしている者たちと様々でもあった。

そんな時、羅針盤が故障し間違って沿岸に近付いてしまったミタムラ中佐(三船敏郎)率いる日本の潜水艦がいた。ところが、これは幸運であり、ついでだからハリウッドを攻撃すると言いだすミタムラ。

一方、シタ─スキー伍長(トリート・ウィリアムス)は、タイプの女性が民間人男性とダンス・パーティーに行こうとしているのが気に入らず、遂にダンス会場で喧嘩を始める。

ところが、それが大変な騒ぎとなってしまって・・・

何とも間抜けな人間ばかりが登場する超大型コメディ。

冒頭は、朝もやの海に来て裸で泳ぎだす女性に、ジョン・ウィリアムズの怪しげな音楽が被さる。当然、監督の出世作「JAWS/ジョーズ」(1975)のセルフ・パロディで幕開け。

続いて、アメリカ本土にゼロ戦が来ると信じ、そこいらじゅうを飛び回っている米軍パイロット。

海岸線にある自宅敷地内に対空砲を設置される民間人家族、女好きで相手が飛行機に乗ると高揚すると知って、無理矢理飛行しようとする将校、防衛などそっちのけでディズニー・アニメに涙する司令官など、珍妙な人間たちのオンパレード。

それをかなり豪華なキャストで描く。それにロスの大通りや遊園地の観覧車など、大型ミニチュアでスケール感をも醸そうとしている。

ただし、スピルバーグとしては外した感が勝るのが正直な印象。

ハチャメチャなコメディとはいえ、登場人物全員が異常でマンガ的過ぎるキャラなのに、服装や装備品はスピルバーグのこだわりを強く感じる、とてもリアルなもの。

このギャップについて行けるかどうかだろうか。

個人的には三船敏郎が真面目におかしな役を演じていることが複雑な心情にもなった。「世界のミフネ」と呼ばれながら、中々、進出できなかった念願の王道ハリウッド作品で、しかもスピルバーグ作品。

かなり重要な役なのだが、作品の仕上がりとしては納得が行ったのかと。

確かに、日本映画でも岡本喜八作品などで喜劇的役柄を演じてきてはいるが、やはり複雑。

そんな三船と共演しているのが、ドラキュラ役で有名な怪優クリストファー・リー。しかも、実に抑えた演技ゆえに更に複雑な心境になった。

真面目に喜劇を作る姿勢は好きだが、大掛かりさが大雑把に感じさせてしまい、まとまり感のない大作という印象。

余談雑談 2017年7月22日
おいおい、またかよの出来事。リージョンオールの海外製DVDプレーヤーが壊れやがった。 ここで扱う映画の海外版DVDを鑑賞しようと、一年振りぐらいに電源を入れたら、即アウト。大して高額ではなかったが、やはり落ち込んだ。 しかし、折角購入したD