余談雑談 2017年7月29日

盛夏の酔狂な温泉旅行。同じ場所に、この一年間で三回目だ。同じ宿に泊まり、同じ飲食店で二回のランチ。

自分を含め、四名は三連続参加で、評判を聞いて、是非にとの申し出のあった新規二名の計六名。

今回のメインは、ランチ時の「山椒魚」の調理法。表メニューでは「から揚げ」だけだが、前回、地元では「炒め」で食べると知った。なので、それをお願いしていた。

他に「熊鍋」は確定事項。これは全員が毎回大絶賛で外すわけには行かない逸品だから。

山椒魚炒めは「塩味」と「醤油味」二種類あり、当然、双方ともオーダー。面白かったのは、塩味はメス、醤油味はオスが美味しかったと皆が同意見であったこと。

女将さんと談笑しつつ堪能していると、10月からは狩猟シーズンで、「山鳥」というキジに似たトリが抜群に美味いと仰る。昔は骨を砕き、味噌と合せてしゃもじに塗りつけ、囲炉裏で焼いて食べたとか。

確かに、宿でも毎回夕食は囲炉裏で、鳥ひき肉が混ぜ込まれた焼き味噌が出てくる。それはそれは美味で、大好きであり、きっとそれが野鳥系で作れば間違いないだろう。何と商売上手。只者ではないな、と。

他には、山鳥は塩味の鍋でも頂くという。骨からの出汁が存分に旨みを倍化させると仰る。全員が、その場で、秋にもう一度来ようと合唱したのは当然の成り行き。

そんな時、宿の女将さんが忘れ物を届けに、店まで来てくれた。しかも一方の手には、折角だからたった今、採って来たズッキーニをお土産にどうぞと。

いやはや、もはや上得意扱いだな。店での裏メニュー、宿代も割引してくれて、尚且つ土産付き。仲間の一人など、あと5回も来たら、東京まで車で迎えに来てくれるんじゃないかと。

おっと、これは酔狂とかでなく、素っ頓狂だよ。

まあ、どの道、秋も楽しみだ。

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