余談雑談 2018年5月26日

稀にランチに行くブラジル料理屋。店のスマホアプリをダウンロードし、スタンプ4個で100グラム100円になるブッフェ・スタイルで大人気になった。

ところが、自分はスマホ自体がないので関係なく、平日グラム180円、土日200円の料金でしか食べられない。要は、ちょいと悔しいのでしばらく行ってなかった。

で、先立て、久々に行ってみた。何と平日200円、土日220円に値上げになっていた。ドキッとしたが、食材高騰の報道もあるし、食べる前提でもあったので、少量にすれば良いよな、と入店。

早目だからか、以外にも空いていた。各テーブルには、スマホ代金適用は当人のみとの但書が置いてある。やはり、数人で来て全員を割引にしろという客がいたということだろうな。

でも、全員がその料金適用だったら、店としては立ち行かないとは考えないのかねとも思うが。否や、言ってみるだけはタダという発想優先なのかな。それでも、冗談さ、と言いながらも毎日数組いたら疲れるだろう。

更に驚いたのは、並んでいる料理が激減していて、4種あるサラダ用のドレッシングも見知らぬブラジル系ではなく、どこにでもあるようなものばかりに変化していた。

ふと考えた。もしかして、割引適用したら増客したが、馴染みのない料理やドレッシングに拒否反応を示す客が増加し、クレームでも来たのかと。

恐らく、そんな客は極少数だが、やはりそちらの意見に左右されるのか。味覚も個人差があるし、時代の流れで味の嗜好性も変化しているのかもしれぬ。

幼少期からファミレス、レトルトやスーパーの食品で育ち、その人間が子供を持つ時代だ。しかし、自分らは裕福ではないから、選択肢がないし、少しでも安く安定した食事を摂りたい。その価値観が継承されていく。

その上、自分らは弱者だとばかりに何も考えずに、自分の意見を正直に披露することが当たり前という人間が、想像以上に増加中なのか。

まあ、ブラジル人気質は分らぬが個人主張が当然なら、その手の客がいても、軽くいなせるはず。でも、店長はどう考えても昭和生まれの人間に見える。

食材高騰もあるし、宣伝もできたから、そろそろ店側が選別のために値上げしたとかいう発想に即座に結びつく自分は、どうか、とも思わなくもないが。

誰もが好きそうな安定路線でなく、こだわって現地の味に固執する店が大好きな自分だが、結局、稀にしか行けぬ。こんな自分と同じ価値観は少数に違いない。

となれば、それはそれで経営は立ち行かなくなるわな。まあ、値上げしてたし、ありがちな内容で選択肢も少ない方が、こちらとしても諦めが付きやすいよな。

なので、本当に少しにして店を辞した。物足りなさを感じたが、そこいらのランチ料金と同じだったので消沈。まあ、それは自分の稼ぎが少ない所為だよな。

ある意味、ダイエット・ランチてか。ストレスは溜まるけど。

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