余談雑談 2018年6月30日

おやっという間に梅雨明けした東京。まだ6月だぜ。これからどれほどの暑い夏が居座るのか。

今年は暑いと言われているが、既に充分実感している。こういう時は、涼しい部屋で店番時の暇潰し用TV録画鑑賞に限る。現在は改編期でドラマはないので、情報系か旅番組ばかりになるのだが。

そんな中、東京ローカル局では見知らぬタレントや知識人による『名店探訪』系が結構ある。既存の店を紹介し、それなりに褒めれば良いので金は掛からぬし、そこそこ効果も上がるからだろう。

自分も文句を言いつつ見るのが好きで、特に興味があるのは古くからある食堂系。歴史を感じさせつつ現在に至るという店。

食べ物が登場すると値段を推理するのも趣味である。ところが、絶対に予想が当たらない。

当然、個人的価値観が安過ぎてだ。今風な新店舗でお洒落スポットという場所柄を考えれば、高め設定は当然かもしれぬが、古くからあってとっくの昔に店舗や内装の減価償却は終わっているだろうにと思う店でさえ。要は、昭和からある食堂でも値段は今の価格帯。特に東京下町系に多い気がする。

間違いなく自分の価値観が昭和で止まっている証左だな。でも、その時代を知っていて、経営者夫婦のスタンスなどを肌で感じて、見てくれや味以上に感動して満足感と至福感に浸る原体験。

中には、行ったことがある店も登場し、紹介者は矢鱈と褒めるが、自分の舌には合わなかったよなと思い出すことも。そもそも、その味で、その価格には心意気がないぜと感じる。

それでも、たまに店前を通るが、観光客か、自分は味にうるさいという態の人々が多く入るのを見かける。

そうなると自分の好きな店は、ネットの飲食店紹介サイト等に書き込めないよな。というよりも、混んでいる店が好きでないし、趣味が悪いが、ごく稀に知っている飲食店の書き込みを覗いてみると、文章の構成力や感想など、自分の価値観とは相容れいない人が多いとも。

確かに、自分のような偏屈者が好きな食堂系は、敬遠されるだろう。美味いよりも安いが優先だしな。

それにしてもここは行きたいと思う店は、かなりの田舎町ばかりだし、そこに行くために旅行するのも腑に落ちないし。

結局、ブツブツ文句を言いながら録画を見ているのが関の山。それも、昼食後にじゃないと影響を受けるしな。まったく、素晴らしい人生だわな。

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