余談雑談 2018年9月1日

今日から9月だ。やっと灼熱地獄の出口が見えたか。

先立て、タバコ屋の店番をしながら、録画鑑賞がひと段落したので、外はどうかなと玄関のドアを開けた。

すると、炎天下のドア横の日陰で、髪の短いタンクトップ姿のひとり旅らしい外人女性が、スマホ片手に困惑していた。しかも実に軽装。

容姿というか、雰囲気でフランス人かなと感じた。目が合うと微笑まれた。

確かに、昨今は全観光客がスマホで調べるので、道や店を尋かれることが少なくなったのは事実。それとも、人間嫌いオーラが放たれ近付いてこないのかもしれぬが。

ともあれ、その女性は訛りのある英語で話し掛けてきた。飲食店か安宿かと思ったら、何と『銭湯』だった。近くにある天然温泉で、確かに銭湯としては有名かもしれない。

自分も小さい頃は内風呂がなく、毎日のように通ったところなので知っているが、確かにスマホの地図では探しにくい場所兼入口だ。

成程、それで土産袋も持たず、軽装だったのか。でも驚いた。遂に、ここまできたのかと。

だって大規模な温泉スパと違い水着着用は不可だぞ。それとも時代は変わり、外国人も平然と日本スタイルの入浴方法を受け入れるのか。まあ、ヌーディスト・ビーチに出没する価値観なら当然かもしれぬ。

それにタトゥーはどうなったのか。温泉施設は禁止が多いが、その銭湯は下町ということもあり、幼少時代はその筋の男衆がやたら多く、行けば絶対に一人や二人は背中に大袈裟な絵が入ったのがいたものだ。

良いか悪いかは別だが、それがどうしたという感じであり、裸でいるときは、子供心にその筋の人間も普通という印象であった。もしかして、そこは特段入浴禁止となっていないのか。だとしたら面白い。

それに地元や電車内など、今夏はフランス人の他に、イタリア人も多く見かけた。聞き覚えのある言語だけに、何となくノスタルジーさえ感じた。

成程、観光立国なんだな。確かに地元は観光地だし、様々な国の観光客が跋扈している。

中国系なのにラーメン好きとか、カレーやメロンパンなど、日本古来のものでなくても大人気。

一方で、そばをすする音が「ヌードル・ハラスメント」と、外国人の不快な音と取り上げられたこともあった。

日本人でも、欧米化なのか、そばを静かに食べる人も増加したし、スパゲティなど何故かスプーンとフォーク使用だ。イタリア人は絶対にスプーンは使わぬのに。

まあ、一々、熱くならずに、季節同様、少しは涼しくしないとな。

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