沖縄に行く、と決めた。去年は、脊髄骨折した母親のセミ介護の影響で沖縄に行けなかった。
そんな母親も完全回復し、骨折など忘れている風情なので、徐々に理由を付け、単独店番を頼む機会を増やした。
そして母の同意も得て、いざ沖縄。時期は10月の連休明けだな。考えたのは、本島から行ける離島。大好きな慶良間諸島の渡嘉敷島。
一昨年は、予約を入れたものの迷走台風の所為で、帰路欠航では大変だと、那覇から前日キャンセル。
お気に入りの民宿と、老母とオタク系息子で営む食べ物屋に行きたいという欲望が、犬でもないのに「お預け」状態が続き、ムラムラ感が渦巻いていた。
で、今年の4月に久米島に同行して頂いた友人に声を掛けたが、日程的に不可との返答。やはり、忙しい人は常に忙しい。
ならば、ひとり旅だな。で、勢い勇んで民宿に連絡。もしかして、という悪い予感がこういう時に限って的中しやがる。その時期は、島を挙げての修学旅行生受入れ時期で、と連れない返答。
あれ、9月じゃなかったっけ。とは思っても、島の民宿が全満室じゃ、致し方ない。
となると、一度だけ寄港はしたが、未上陸の阿嘉島か。渡嘉敷島の阿波連ビーチから見える島で、かなり小さい島だから修学旅行の受け入れはしてないはずと、こちらに住む沖縄出身者が言う。
居住者向けの村内航路便があり、片道20分の渡し船てな印象で、小さな漁船を改良したものが運行している島。小さな飛行場もあるらしいが、那覇から片道数万円は無理だよな。
ただし船は、朝晩の二便のみ。でも、それなら渡嘉敷島の食堂へは顔を出せるな。
さて、未上陸の島で宿の手配をどうするか。念の為、口コミサイトを覗いたが、小さな離島の民宿に、どれほどの都会的サービスを期待してるんだ的個人の身勝手な価値観が目立ち、参考にはならない。
どの道、ダイビングが目的の客が圧倒的に多い島らしいのは確か。こちらは、海と空を見ながら朝から飲むだけの訪問。
それに離島前後の那覇だって、観光はせず、午前中から食堂で飲み食いだけ。しかも何軒ハシゴできるかが主要目的と来たもんだ。
まったく、何しに沖縄へだが、それが至極の愉しみなんですよ。後は、あちらにいる気が良いが、どこか抜けてるタクシー運転手に声を掛けるかどうするか。
たまには絶世の美女が是非同行とか仰らないもんかね。
まあ、まだ時間はある。そう考えながらのネット・サーフィンは楽しい時間だ。
後は、これまた確率の高い雨男の復活とならないことに賭けるしかないけど。