余談雑談 2019年5月11日

先ず、先週の発行はミスで何度も誤送信されてしまい、大変失礼しました。驚かれた方もいらっしゃるかな。

いつも通りに発行ボタンを押すも、「発行済」に切り替わらないなと。暫く経ってから「エラー」表示。

はい、焦りました。観光地で多くの観光客が一斉にスマホなりを操作してビジー状態かとも思ったが、そんな早朝からと過ったり。兎に角、無線ルーターのアンテナも立たず、沈黙。

立て続けに発行にトライしても「エラー」表示が繰り返される。時間ばかりが経過し、混乱加速。

数分経って、既に発行済みかもというメッセージに変るが、確認できず。更に数分経過し、突如あの状態に。

直後、PC関係を完全依存している読者でもある後輩から心配のメールが。こちらの返信は『解らない』。

そうしたら『令和の呪いですね』だと来やがった。確かに、ここの内容も実家の閉店の内容だったし、やはり自分にとって、新時代の先行きは絶望的という暗示かも。

その後、気を取り直して自販機補充を兼ねてランチへ出向いた。ところが、流石の観光地。ほぼ全部の飲食店に行列。こんな店までという状態だ。

まあ、想定内だわな。そんなこともあろうかと、店は考えておいた。60代女性が独りで営む食堂で、確か、定休日以外は祝日も営業と聞いていた。

大通り沿いにあるが、メインの観光地からは少し外れているし、何よりも店構えが一見の観光客は敬遠するであろう佇まい。つまり、個人的には大好きな店。

流浪の集団的観光客が溢れる中、ひとつ信号を超えると別世界だった。逆に、人が居なさ過ぎて不安に。

でも、ちゃんと営業していた。開店早々で、口開けの客だ。中瓶しかないのが難点だが、すぐにビールを注文し、肴を物色にかかる。

その後、誰も来店せず。しばらくノンビリと飲んでいると、女将が話し掛けて来た。何度かの来店で顔を覚えていてくれたのだろう。

店名から茨城県出身ですかと尋いたら、両親がそうだが、自分はここの出身だと。昭和22年から食堂を開店し、二代目なんですよと続けた。

ほぼ同年代で寂びれた時期も知っていて、地元民しか覚えていない当時の話で盛り上がった。流石に、この手の内容は、人力車夫たちは意気揚々と客に話せないだろうなと嬉しくなった。

昭和の佇まいそのまま。女性らしい盛り付けが嬉しいし、味は家庭料理的。それでいて昔話を共有出来る。

そんな店なのに、どこで調べたのかTVの取材依頼が来るとか。自分ひとりなのでいつ閉めるかと言ってお断りしてるんですよ、と。その返答も嬉しい。

何せ、メインの観光地は内外問わず観光客の行列だし、揚々とTVなんぞに出演する店は、どうにも食指が動かされない。その手の飲食店は観光客に任せ、静かに過ごせる店は残しておきたいという、昔からの願望。

という訳で、一店お気に入りが増えた大型連休。店仕舞いをしたら、行く回数が増えるだろうな。ただ、出費はかさむな。

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