余談雑談 2020年5月9日

案の定の自粛延長が出た。とはいっても、地域によって今後の対応に変化があるとも言われる。

確かに、全国一律なほど単純ではあるまい。自分の住む東京下町でも、既に変化が起きてきている。例えば、自室眼下の公園。暇なので、毎日、何度も定点観測している。

人が増えた印象だ。朝はジョギングする家族と太極拳の老人集団。後は、独居老人の日向ぼっこ。

ジョギングするのは、一日中いて、結構必死に走っている人も。他にはサックス吹きもいる。もう、皆飽きてる印象。

それがどうだ。連休明けの晴天の日から、一挙に空気が変わった。普通とまでは言わないが、自粛要請で7日まで休業と張り紙してあった飲食店は、ほぼ一斉に再開を決めている模様。手探り状態だろうが、知人はここで開かない店は潰れるからと言っていた。

確かに、連休中も観光客が増加傾向だと感じたし、沖縄在住の知人からは、1万人位は来沖してたと電話が来た。何だ、キャンセルしなきゃ、これは沖縄からの発信だったのに。

それに何だか、報道も一斉に変わった気がする。気が緩みそうな内容が増えた。

変わってないのは、TVドラマの放映か。新ドラマは、次々と撮影延期で放送延期とか中止。代わりにゴールデン・タイムに再放送である。

他に深夜やBS放送のマイナー系も一体、いつ放送したのかという金掛けずの一人称的ナレーションで綴るロケ紀行番組も散見。更に長期化すると思ってか、随分と前の2時間ドラマもあるぞ。

成程、風潮と風向きを考えて忖度する大人たちは、真面目に引き籠りだ。しかも、恐怖扇動報道に閉口しているときに、四半世紀も前の再放送ドラマは、世代的にバッチリか。

戦略的には大正解かも。画面は左右が切れていて時代性を感じるが、流石に忘却の彼方の白黒番組は流せないよな。「鉄道公安36号」「七人の刑事」「乗っていたのは27人」とか。カラー放映なら、天地茂の「非情のライセンス」でも膝を叩くがね。

まあ、そこまでは無理か。それでも、冷静を装って浮かれている人は増加中だ。

きっと感染者が増えるぞ。

メルマガ詳細