昔とは違う日常に戻った。「喉元過ぎれば」とか「病治りて医師忘る」てな人間が増えないことを祈るばかり。当然、自分を含めてだが。
今年の夏は暑いと予報発令だが、その前に梅雨が来る訳である。季節は春や秋の短さは加速がついても、巡るものは巡る。人間は逡巡し、新たな変化を受け入れるのか、はたまたぐるりと一周して元に戻るのか。
暫く前に、ここでも書いたが、自家飲み珈琲難民が続いていた。新規開拓を続けたが、中々巡り合わないとも感じていた。
しかも自粛要請発令中はあちらこちらに出向けないでもいた。例え、新規に行ってもそこが営業しているか自粛中かはネットでは分からない。
何とか気に入って再訪したのは一軒のみ。かといって、そこがベストでもないんだよな。
後、というか、結局、重要なのは100g当たりの単価だ。自分は単純でグラム当たりの単価で計算するが、気付くと10パーセントの消費税が加算されてたりする。これは重大だぞ。
そんなことを悩んでいたら、長年買っていた銀座の店からSOSが来た。去年の暮れから買っていないから、流石に気付いたか。
しかも単純に、ご機嫌伺いではなく、長期間貸し出したままのジャズのレコード・ジャケットの取り換え要請も兼ねていた。
確かに、全面的に豆購入店を変えるなら、レコジャケ回収は不可避であった。そこに持ってきての取り換え。
危険を察知したのか。てなこともなかろうが、一応、新規レコジャケ数枚を持って覗いてみた。
何のことはない、結局、元に戻りそうな気配だ。グラム単価を見ると銀座のくせに、かなり安かった。これは巡ってみて再認識したことだ。
しかも500g以上の購入は、一割引きである。要は、消費税免除。
飲んでみると、遥か以前とは比べようもないが、他店よりはかなりマシなレベルとも再確認。
いったい、珈琲豆放浪記は何だったんだろうか。これは珈琲を飲みながら再考、否や、時節柄ビールかな。
どのみち、勝手な人生だよな。