一挙に季節が進んだ。となれば衣替えである。
『もったいない』精神優先で捨てられず溜まる一方の衣料品。色褪せ、色落ちの経年劣化も何のその。
とはいっても、いよいよあきらめるかと考えてみる。TVでリサイクル品買取りの宣伝を見たりするが、薄汚い衣料品は、流石に気が引けるので捨てるしかあるまい。
ところが貧乏性。「そのうち」とか「いつか着る」は、やって来るのかと逡巡開始。
で、一年着ない物は一生着ないとも言われるので、意地でも一度は着てやるヒネクレ者。だから捨てられない。
今ままではランニング・シャツに半ズボンてな室内着。盛夏はパンツ一丁だが、通販での購入商品が来る日は、着用して室内待機であった。
で、これからの部屋着はジャージ。ところが着てみて驚いた。随分と腰回りが緩くなっていた。きっと骨折で若干痩せた所為だと。
でも、考えたらゴムが伸びただけ。確かに、何回シーズンを越してきたか。恐らく20年は着ている。
昔だったらゴムを入れ直して穿いたが、今更そんなことする人間がいるのか。
まあ、所詮、部屋着は部屋着だ。間違っても、そのままの姿で外出はしない。
ヘンなところで見栄っ張り。つまり毛玉だらけだろうが、ひざが抜けていても、若干なら擦り切れて穴が開いていても問題ない。
でも、ゴムのゆるみは問題。なので新規に買うことになるな。まさか、100円ショップで売ってないよな。
薄汚くて変色した服十数枚と新品のジャージの下と交換してくれないか。『わらしべ長者』じゃないが、少しの幸運を分けてはくれまいか。
でも、この分じゃ、次は冬用の掛け布団を出すのが怖いよな。